ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社

第3期第2四半期決算のご報告

株主の皆さまへ ごあいさつ
代表取締役会長
上田 真
代表取締役社長
藤田 元宏

株主の皆さまへ

株主の皆さまにおかれましては、
益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
第3期第2四半期決算のご報告をお届けするにあたり、
日頃の皆さまのご支援に心より御礼申し上げます。

中期経営計画の目標実現に向け
4つの改革を実行

当第2四半期連結累計期間における国内経済は、世界経済のゆるやかな拡大及び国内公共投資、耐久財を中心とした個人消費を背景に堅実な成長を維持した一方で、世帯における食料品支出は伸びず、8月は低温・降雨が続く等、スーパーマーケット経営においては厳しい環境でした。

このような情勢下、当社グループは、当連結会計年度から3年間を対象とし、「事業インフラの共通化によるシナジーの最大化」と「消費者変化に対応した新しいスーパーマーケットモデル確立への挑戦」を基本方針とする中期経営計画を策定し、公表いたしました。

今後10年の経営環境として、首都圏における「人口」「世帯構造」の変化や「食の変化」「技術革新」「コスト構造」という視点から脅威と機会を認識し、中期経営計画における目標を達成するために4つの改革、「商品改革・ICT改革・コスト構造改革・物流改革」を実行していくというものであります。

領域 ミッション・重点施策
商品改革 ●規模の優位性を最大限に活かしたシナジーの創出
①プライベートブランド商品開発
②効果と効率を最大化する商流統合
③食生活の変化への対応
ICT改革 ●守りと攻めのICT改革の推進
①ICTのインフラ統合
②新技術活用によるビジネス改革の推進
コスト構造改革 ●戦略的視点による聖域なきコスト構造改革の推進
①効果と効率を最大化するグループ共通本部機能の構築
②資材等の共同調達によるコスト削減
物流改革 ●グループとして最適な効率を追求する物流体制の構築

改革の主な内容と成果

当第2四半期連結累計期間の主な内容及び成果といたしましては、中期経営計画の実行に向けて、商品改革では、雑貨・衣料品の仕入集約を3月から開始いたしました。

また、留型商品を含む共同調達の拡大やプライベートブランド商品の開発を進め、プライベートブランド商品「eatime」については、10月6日に第1弾を発売いたしました。ICT改革では、システムコスト削減に向けた施策及び、グループでのデータ活用に向けた研究を進めております。

コスト構造改革では、共同調達によるコスト削減等を継続するとともに、グループ会計センターの設立による本部機能の統合をめざし、埼玉県蕨市に新事務所を開設いたしました。物流改革では、グループとして最適な効率を追求する次世代の物流体制構築に向け、外部の企業の方々との研究会を発足いたしました。

第2四半期決算は増収減益

当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、各施策に取り組んだものの、野菜相場の低迷に加え、主要魚種の水揚げ量が不振に見舞われた鮮魚の売上高が不振であったこと、さらに繁忙期である8月が連日の降雨と気温低下が重なり、第2四半期連結累計期間の売上高は全店前年比101.0%、既存店前年比99.3%となりました。

一方で、販売費及び一般管理費では、採用難や社会保険適用拡大等により人件費が上昇したことに加え、電気料の上昇等により水道光熱費が増加いたしました。

これらにより、当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、営業収益が3,449億97百万円(前年同四半期比1.0%増)、営業利益が50億52百万円(同27.5%減)、経常利益が52億円(同25.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益が31億60百万円(同23.4%減)となりました。

(単位:百万円)
  当連結会計年度
(2017年上期)
前年比
営業収益 344,997 101.0%
営業総利益 102,351 101.0%
販管費計 97,299 103.1%
営業利益 5,052 72.5%
経常利益 5,200 74.8%
親会社株主に帰属
する四半期純利益
3,160 76.6%

業績改善とシナジー効果の最大化に
向けた取り組みを推進

異業種を含めた競争環境が激化し、チャネルが多様化する中、お客さまのニーズに対応するモノ、コト、行動とは何かをもう一度追求した上で、生鮮、デリカの強化と品揃え、価格の見直し、原価低減を進めることにより売上高の拡大と荒利益率の改善を図ってまいります。

また、店舗作業の削減や生産性の向上とコストの抜本的な削減に一層取り組み、販売管理費の削減を進めてまいります。

今後も中期経営計画の4つの改革プロジェクトに横串を刺し、ホールディングスとしてシナジー効果の最大化実現に向け邁進してまいりますので、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

第3期第2四半期決算のご報告 トピック一覧