株主の皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
第4期第2四半期決算のご報告をお届けするにあたり、日頃の皆さまのご支援に心より御礼申し上げます。
当第2四半期連結累計期間における国内経済は、豪雨等の影響を受けながらも緩やかな回復を続けております。しかし、貿易収支等をめぐる国際情勢は不安定さを増しており、国内経済への影響も懸念されております。雇用は引き続き堅調で雇用者所得は増加傾向であるものの、依然、家計消費における食料品支出は低調でした。
このような情勢下、当グループの主な取り組み及び成果といたしましては、一部商品の仕入統合を継続するとともに、共同企画商品や共同調達を拡大し、プライベートブランド商品「eatime」も、9月には新たに17品目を発売し合計 52品目といたしました。コスト構造の改革においては、資材等の共同調達によるコスト削減を継続するとともに、総労働時間に着目した人件費伸長率抑制の取り組みを推進しております。
また、ICT部門ではシステムコスト削減の取り組みを継続し、併せて、7つの共同タスクを立ち上げ、会計システム等のインフラ統合やデジタル化による業務効率化を推進しております。物流の改革では、グループとして最適な効率を追求する次世代の物流体制構築に向け、外部の企業の方々との研究会を継続してまいりました。
第2四半期連結累計期間の業績につきましては、競合環境が激化する中、既存店売上高前年比が98.9%となった一方で、荒利益率の改善が進み、売上高総利益率が前年同四半期より0.4%増の28.5%となったことから、当第2四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、営業収益が3,487億円(前年同四半期比1.1%増)、営業利益が56億10百万円(前年同四半期比11.0%増)経常利益が58億49百万円(前年同四半期比12.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が33億23百万円(前年同四半期比5.2%増)と増収増益になりました。
消費環境は依然、不透明感を増し、異業種を含めた競争環境は益々激化しています。
めざましいスピードで技術革新や環境変化が進む時代を迎え、コスト構造そのものにメスを入れるというだけではなく、事業の成長エンジンとなるものをもう一度再構築し、新たなビジネスモデルを創造する必要があると考え、2018年度よりバックオフィス改革や事業インフラの共通化、新しいスーパーマーケットモデル確立のための検討、などを目的に組織体制を変革し取り組みを進めております。
グループの全体最適の視点に立ち、グループとしてのシナジーの最大化の実現に向け、取り組んでまいりますので、今後ともU.S.M.Holdigsをよろしくお願い申し上げます。
(単位:百万円) | ||
当連結会計年度 (2018年度上期) |
前年比 | |
営業収益 | 348,700 | 101.1% |
営業総利益 | 104,700 | 102.4% |
販管費計 | 99,180 | 101.9% |
営業利益 | 5,610 | 111.0% |
経常利益 | 5,849 | 112.5% |
親会社株主に帰属 する四半期純利益 |
3,323 | 105.2% |
2018年3月~2018年10月 10店舗
カスミは、「次世代育成支援対策推進法」に基づく子育てサポート特例認定企業として、2018年8月1日付で厚生労働大臣による「プラチナくるみん」認定を取得しました。
マルエツは、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(女性活躍推進法)に基づき、取組みが優良な企業として、厚生労働大臣の認定を受け、女性活躍推進法認定マーク「えるぼし」の2段階目を取得しました
10月1日にオープンした、カスミ筑波大学店では、全てのレジにフルセルフレジを導入し、お支払い時にはKASUMIカード(クレジット機能付)、電子マネーWAON、各種クレジットカードならびに筑波大学カードのみを使用し、現金を一切必要としない完全キャッシュレス化を実現しました。 キャッシュレス化によりレジの待ち時間を削減し、少人数での運営を可能にしています。
2017年10月から発売が開始されたUSMHoldingsのオリジナルブランド「eatime イータイム」の商品が57品に増えました。
当グループでは「環境負荷提言・CO2削減」「安全・安心」の3つの切り口からCSR活動を実践しています。 CSR活動を通し地域社会、ステークホルダーに貢献します。